東京オリンピックの延期が
決まりましたね。
新型コロナの拡大も
収まる様子がありません。
こういうときこそ、
人と人のつながりや絆が
大事になると思います。
さて、
今回は、「受け入れる」
という題材について考えます。
以前のメルマガでも取り上げた、
リズ・ブルボーの著書を読んでいて、
「人生における愛の三角形」
という話があり、
興味深いので紹介します。
三角形を書くと、三辺ができますね。
そのそれぞれの片を、
1. 私が他の人たちを受け入れる
2. 他の人たちが私を受け入れる
3. 私が自分自身を受け入れる
と考えてください。
この三辺は、
どれも同じレベルであり、
例えば、1がわかれば、自動的に、
他の2つのレベルもわかる
というものです。
具体例としては、
『もしあなたが、配偶者のことを
「ウソつき」だと裁いているなら、
あなたはしょっちゅう自分にウソを
ついていることになるし、
他の人たちにもウソを
ついていることになる。
したがって、他の人たちは、
あなたが自分をそう思う以上に、
あなたのことを「ウソつきだ」と
裁いている』という話です。
どうでしょう?
にわかに信じがたいですよね。
私自身の経験で、
解釈してみます。
私は、
権威的に振る舞う人が嫌いだし、
裁いてしまいます。
父や大学時代のゼミの先生は
その象徴でした(笑)。
そういったしぐさを相手に見ると、
反発心がでてしまいます。
しぐさ自体は、他の人がみれば
なんでもないものでも、
私の中の潜在意識が
それに反応してしまうのでしょう。
一方で、特に昔は、
家族や部下からは、
私自身が権威的だと
思われていた節があります。
不思議なものです。
裁いているものに
自分がなってしまっていたのです。
でも、権威的な行動を
良い悪いで判断するのでなく、
そうしている相手の事情や
背景を受け入れることができれば、
過剰に反応する必要もないのです。
そして、そうした行動も、
「ときには自分にもあるよな」
と思えれば、
自分の中の権威的なものも
受け入れられます。
私が、こうして自分を
受け入れることができれば、
父やゼミの先生も
受け入れることができます。
そして、その私の態度を見て、
きっと周りの人も
私を受け入れてくれる
のだと思います。
「もし、あなたが
他人に受け入れて
欲しいのであれば、
あなたが、相手のことを
受け入れなさい」
ということは
よく言われていることです。
でも、同じく大事なのは、
その要素を持ち、裁いている
あなた自身を受け入れる
必要があることを
この三角形は、示しているのです。
いかがでしたか?
受け入れることの大切さを
感じていただければ嬉しいです。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
(参考図書)
『からだの声をききなさい』
リズ・ブルボー