自分自身を知るのは、○○なとき?

マインド

名作『ファウスト』を書いた
ドイツの文豪であるゲーテは
こんなことを言っています。

『自分自身を知るのは、
楽しんでいるときか、悩んでいるときだけだ。
また、悩みと喜びを通してのみ、
自分が何を求め何を避けねばならぬかを
教えられる。』

私にとって、自分自身を知ることは、
なんだか修行のようで、暗いイメージでした。
ですので「悩んでいるとき」に
自分を知るというのは、しっくりきます。

一方で、「楽しんでいるとき」にも
自分を知ることができると
ゲーテが言っていることが
新鮮に感じました。

例えば、失敗をしたときや、
うまくいかないときに
「なぜだろう」と深く悩みます。

その原因が、自分の本質に逆らったことや、
嫌いなこと、不得意なことだとわかると
自分のそういった面に気づきます。

でも、それで終わっては、
面白くないですよね。
それは、あなたが避けるべきことを
知ったにすぎないからです。

自分の本質に合ったこと、
好きなこと、得意なことを見つけるには
どうしたらいいでしょうか?

そうです。

自分がどんなときに楽しんでいるか
観察することです。
楽しむことを許されてこなかった人には
慣れるまで少し大変だと思いますが、
小さくても「楽しい」という感覚を
見つけられるはずです。

ワクワクする楽しみもあれば
静かな楽しみもあるでしょう。
チクセントミハイが提唱した「フロー」は、
時を忘れて没頭した精神状態ですが、
その根底には静かな楽しみや満足感が
あります。

「悩むこと」だけでなく、
「楽しむこと」も、
自分を知るには大切なのですね。

詩人、劇作家、小説家、自然科学者、
政治家、法律家という
恐ろしく多才な彼の言葉は、
含蓄があるなーと思いました。

あなたはどう感じられましたか。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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