先日、知人と
企業に対する
コーチチング/コンサルティング
の話をしていました。
コンサルティング
といっても色々ありますが、
事業を見直して業績を回復させる
というのが主目的でしょう。
主に「手法」を変えていくことで
改善していきます。
コーチングは、
経営者や従業員の内面を
変えていくことで、
経営理念を作ったり、
意識改革をするための仕組みづくり
など「内面」を変えていきます。
会社に変革を起こせるかどうかは
責任重大ですし、意義がある仕事です。
なぜ、コンサルタントやコーチには、
それができるのでしょうか?
会社や経営者が自分でできれば、
お金をかけて頼む必要はないですよね。
理由は、
「自社や自己を
客観的にとらえるのが難しいから」
だと思います。
たとえば、私たちが
何かを「見る」ことを考えると
両目が画像をとらえて、
脳に運ばれて処理されます。
盲点はあるはずですが、
うまく見えますよね。
気になっているものが
目に飛び込んできます。
「一斤のパンがどのように見えるかは、
自分がどれほど空腹かであるか
によって異なる」とも言われます。
つまり、人が物事をみるときには、
物事をそのままの姿で
とらえるのではなく、
自分の主観でとらえている
ということです。
主観が悪いわけでないですが、
感情や価値観が多分に入ります。
過去に成功した経営者でしたら、
その成功体験にしがみついている
ケースも多々あります。
まずは、事実を客観的にみること。
環境がどう変わっていて、
自分がどう行動していて、
それが成果にどう影響しているかを
観察することが必要になります。
コーチやコンサルタントは、
第三者ですから、
この観察が容易なのです。
この客観的な事実を土台として
施策を組み立てていくから
成功する可能性が高いのです。
私がお仕事させていただいている
クライアントの方に
「自社や自分のことが
良く見えるようになった」
と言っていただけるのは
この立場の違いによることが
大きいと思います。
ですので、
コーチだけではなく、
あなたの周りで
客観的な意見をくれる人というのは
あなたにとって大切な人ですので
大事にしてくださいね。
こんなことをいうと
失業するかもしれませんが(笑)
究極的には、
あなたが自分自身で、
「強力な観察者」に
なれれば最強だと思います。
「強力な観察者」とは、
・「自分がどのように観察しているか」
を観察できる
そして、
・自分の観察や行動様式に疑問を
投げかける力をもつ
人です。
この考え方は、
オントロジカル・コーチング
にもつながっています。
あなたは、
ご自身を客観的に
観察できていますか?
最後までお読みいただき
ありがとうございます。