私はなぜ本を読むのか

ツール

あなたは
「巨人の肩に乗る」という言葉を
聞いたことがありますか?

わたしは最近知ったのですが、
12世紀のフランスの哲学者、
ベルナールの言葉です。

歴史の中で人類がやってきたことの
積み重ねは巨人みたいなものだから
我々はその肩の上に乗って
物事を見渡さない限り、
進歩は望めないという意味です。

ゼロから始めたのでは、
時間が足りないということですね。

この言葉は、
アイザック・ニュートンが書簡の中で、
引用したことで有名になりました。

「わたしがかなたを見渡せたのだとしたら、
それはひとえに巨人の肩の上に乗っていたからです」

我々の悩みや気づき、発見は、
実は、大昔に
例えば、ギリシャ時代の人が
経験したことと同じだったりします。

それなら先人の知恵を
利用させてもらったほうが早い。

自分は本を読む必要はない!
という人は、
自分は過去の賢人の智慧を
必要としないほど賢いと
いっているのと同じです。

わたしは、
知識自体はそれほど価値を
持たないと思っています。
ましてや、
今はググれば小学生でも
知識を得ることができます。

大事なのは、その先です。
知識を集めて、
視点や切り口を変えて、
自己流にアレンジしてみる。

そうした試行錯誤をして
何かを生み出したり、
問題解決ができれば
素晴らしいですよね。

ちなみに、
ニュートンは、万有引力の法則を
見つけたことで有名ですが、
これを着想したのは、
1665年のペストで大学が一時休校になり、
実家に戻った2年の間だったそうです。

他にも2つの発見をしたため、
この期間が「創造的休暇」
とも呼ばれています。

動くのを制約される
今だからこそ
創造的な着想のために、
じっくりと本を読むのは
いかがでしょうか。

超大型巨人を見つけたら
教えてくださいね。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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