小さな焼肉屋の察知力

マーケティング

クライアントである
地域No.1の焼肉屋さんも
初めは、12卓のテーブルが
ある小さなお店でした。

社長の創業時の話を聞き
いろいろなヒントが
詰まっていると思ったので
シェアします。

35年前のこと、社長は
奥さんと3名のパートさんとで
お店を始めました。

地域外の出身だったので
土地に縁故はありませんでした。

おしゃべり下手な社長は
当然営業も苦手でした。
そこで、社長は、
来てくれたお客様が満足いくことだけ
を徹底的に追求しました。

社長は、
厨房で肉を調理しながら、
来たお客さんが誰で、
どんな人と来たかを、
チラ見で観察します。

オーダーを見ると、
肉を食べ慣れているのか、
将来常連になるかどうかも
わかるそうです。
社長はこれを「察知力」と
言います。

お客さんがお金を支払うときにも、
満足度が表情に出るそうです。
その表情もよく観察しています。

もし不満足な表情であれば、
なぜなのか?
食べ残された料理を
味見したりして研究します。

また、よく来る上得意には、
オーダーよりも良い肉を出します。
もちろん、顔を覚えて次に来た時も
継続した対応が必要です。

上得意の口コミでお客さんが
増えていきました。

お客さんが増えて、
店に並ぶようになると、
ほかの人もそれにつられて
ますます人が集まります。

それでも満足せずに、
食事の提供時間を早くしたり、
忙しくても味が落ちないように
努力しました。

このようにしているうちに、
2店舗目の物件の話が来ました。
でも、まだ借金があるのに
もっと借りるのか?

もっとお金がたまったときに
この物件が出てくれれば。。。
と思いましたが、
思い切って銀行に頭を下げて、
チャレンジしました。

こうして現在11店舗で
年商10億円まで
成長できたというお話です。

いかがでしたか?
店舗型のビジネスでなくても
ヒントになるところが
ありますよね。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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