あなたは文章を書きますか?
文章といっても
色々ありますよね。
手紙、レポート、仕事の文章
フェイスブックなどのSNS、
小説を書く方も
いらっしゃるかもしれません。
私は、M&Aの仕事をしていた頃、
会社を買いたいお客様のために、
対象となる会社の調査をして、
レポートにまとめて報告する
ということをしていました。
現地調査を数週間行い、
データをエクセルにまとめ、
それをパワーポイントに
文章でまとめていきます。
チームでやる場合は、
100ページ以上のレポート
になるときもあります。
お客様である上場企業は、
調査に数百万を払っています。
こうした環境で、
データはあればあるだけいい、
ページは厚いほどいいと
信じていました。
そのほうが見栄えもよいと。
しかし、ある日報告後の
お客様の幹部の一言が
衝撃でした。
「もっと○○を
知りたかったのに・・・」
そのとき私は悟ったのです。
「私は読み手のことを
全く考えていなかったのだ」と。
確かに、
お客様が知りたいことは
レポートの中に含まれてはいました。
でも期待に応えるほど
深く書いていませんでした。
当たり前ですが、
知りたいことに十分応えていなければ
情報量があっても
読み手にとっては価値がないのです。
忙しい上場企業の幹部には、
レポートをじっくり読む時間は
ありません。
それ以来、文章を書くときは、
・誰に対するものなのか?
(1人か、特定されているか、
少数か多数か)
・何を知りたいのか?
を意識するようになりました。
このメルマガは
特定の少数に向けられたものです。
とはいえ、
様々なお仕事や年齢、地域の方に
読んでいただいています。
共通するのは皆さん、
自分を成長させたいと思っている人
だと信じています。
その視点で、お役に立つ情報を
提供したいと思って書いています。
そうなっているか少し心配ですが(笑)
コーチをやっていて、
言葉を扱うのは難しいと思う
一方で、そのパワーも感じます。
受け手を意識した一言は、
それだけで
相手を感化したり、
行動を促すことができます。
読み手をより意識すると、
あなたの文章に
もっと力が与えられると思います。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。