17年間翻訳が禁じられた本

ツール

今回は興味深い本を見つけたので、
その紹介します。
この本は、世界で250万部売れたにも
関わらず、17年間日本での出版だけが
認められなかった本だそうです。

その本とは。。。

「ザ・ゴール」
企業の究極の目的は何か 
エリヤフ・ゴールドラット著 
ダイヤモンド社です。
(漫画版の方が
読みやすいと思います。)

話としては、
工場の生産現場での
生産性の向上が
テーマになっています。

生産性の向上の手法を
TOC(制約条件の理論)
として説明しています。

制約条件の理論とは
ボトルネックがある場合、
工場全体の生産量は
ボトルネックの生産能力で
決まってしまうと理論です。

なんだか当たり前の理論ですね。
でも実際にはこれを無視したことが
行われていることって多いんです。

工場全体の能率は、個別工程の
生産能力の合計だと考えて、
それぞれの個別工程の生産性を
上げてしまう、とか。
すると在庫が増えてしまいます。

ですので、
ボトルネック工程の
アウトプットを最大限にするように
工場内の改善努力をそこに集中させる
ことが必要ということです。

そうすれば少ない努力で
はるかに大きな効果が
出ることになります。

この考え方は、
製造業でなくても使えます。

仕事のいろいろなプロセスでの問題を
逐一解決したり効率化させようとして
しまいがちです。

でも
全体として最適な結果を出すには、
「ボトルネックがどこにあるのか」を
冷静に分析し、
そこに改善のエネルギーを集中させた方が
効果的に結果を得られます。

部分の改善ばかりに目がいって
全体の最適化がおろそかになっていないか
ご自身を振り返ってみてください。

なぜ日本で翻訳が認められなかったかは
想像してみてくださいね(^-^)

今回も最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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