サポートをさせていただいた
ある経営者は、よく働く人でした。
朝から夜中まで予定がびっしり。
プライベートなしの仕事ぶりです。
とても理論的な方で、
いつも考え事をしている感じです。
売上はどんどん拡大し、
チームも大きくなっていきます。
それは、良いことではありますが、
チームメンバーとの関係や
ご自身のモチベーションの点で
壁にぶつかっているような印象を
受けていました。
あるとき、
「なぜそんなに努力できるのですか?」
と聞いたところ、
「努力しなければ
他人から認められないから」
という答えでした。
その人の信念でもあるこの言葉
あなたはどう思われますか?
この言葉から、
「他人から認められない状況」
から回避するために
「努力をする」ととれます。
つまり、
動機の方向が
嫌なモノからの「回避」
になっています。
例えて言うと、
嫌なモノを見つつ、
後ずさりで行きたい方向へ
行くようなものです。
背景を聞いていくと、
親から認められなかった
過去の「悲しみ」や「怒り」が
根底にありました。
そのような負の感情は
誰にでもあるものです。
一般的には、
6歳ぐらいまでに経験した
負の感情が大人になるにつれ
強化されます(無意識下で)。
その人の場合、
その「悲しみ」や「怒り」を
感じたくないために、
人一倍努力をしてきた
ということが分かります。
別に問題ないのではないか
という意見もあるかもしれませんね。
もちろん問題はないです。
しかし、もう少し良い方法があります。
例えば、
「○○を達成して幸せな気分を
味わいたいから努力をする」
という信念にしたらどうでしょうか。
先ほどと違うのは、
動機の方向が、
欲しいモノへ向かっている点です。
この方が力が出やすいと
思いませんか?
また、
正の感情を使っている
ことも違いますね。
負の感情は、
正の感情よりもパワーがあり、
これを使っている人も多いのですが、
個人的はおススメしません。
長続きしないですし、
体を壊します。
あなたの信念を
言葉で表してみてください。
どんな言葉をつかっているか
再確認してみてください。
ぜひ、
欲しいものに向かう方向にして、
正の感情の言葉を使ってみてください。
言葉を変えるだけでも
効果があります。
では、根底にある
負の感情をどうしたら良いか?
これについては
話が長くなるので
機会があれば書きますね。
最後までお読みいただきありがとうございます。