目覚めた行動の3つのモード

マインド

ある人が言っていたのですが、
新型コロナで人が活動を
抑えていることによって、
地球のCO2が大幅に減り、
自然環境にとっては良い状況に
なっているということでした。

確かにそうですよね。
しなくても、なくても問題がないことが
たくさんあることに
気づき始めた我々は、
今までのあくなき追求を
見直すことにはなるかもしれません。

今日は、精神性について
少し書きたいと思います。
エックハルト・トールは、
目覚めた行動の3つのモードとして
下記の3つをあげています。

1.受け入れる

2.楽しむ

3.情熱を燃やす

目覚めた行動とは、
大雑把にいうと、
我々の精神性が高まり、
外部的な目的(何をするか)と
内部的な目的(ありかた)とが
調和している行動です。

状況によってどの行動が適切かは
異なりますが、3つ以外のモードに
なっているときは、
エゴによって機能不全になっている
といいます。

1.受け入れる

楽しむことができなくても、
少なくともしなければならないこと
だと受け入れることはできます。
受け入れるとは、たったいま、
この状況のこの瞬間に自分がしなければ
ならないことだからしよう、
と思うことです。

たとえば、
あなたにとって不快な出来事が
起きたとします。
あなたは怒り、ムカつき、
誰かのせいにするかもしれません。

こんなときは、
もちろん情熱を燃やすどころか
楽しむことなんてできないですが、
受け入れることはできます。

受け入れるというのは
意識とか気持ちのことを
言っているのであって、
何も行動をしない
ということではありません。

受け入れることによって、
安らかな気持ちで行動に移せます。

2.楽しむ

楽しいこと、やりがいのあること、
を求めてしまうのが常ですよね。
でも、それをいつまでも探しても、
その間に人生が終わるかもしれない。
あなたの行動を楽しんだ方が早いのです。

実は楽しみは行動のなかにあるのではなく、
行動しているときの感覚の中にあります。

例えば、犬の散歩。
行動自体は義務になってしまうと、
「受け入れる」レベルです。
でも同じ行動を「楽しむ」人がいる。

それは、その人が犬に対して
愛情を感じるからなのかもしれないし、
朝の気持ち良い空気を
吸っているからなのかもしれません。

行動しているときのあなたの感覚に
目を向けると気づきが生まれ、
楽しみに変えてしまうことも
可能なのです。

3.情熱を燃やす

情熱を燃やすとは、
自分がしていることに
深い喜びを感じると同時に、
目指す目標やビジョンの要素が
加わることを意味します。

過去の人類の偉業は、
情熱なしには成し遂げられ
なかったでしょう。

情熱はあなたの行動に
すばらしい力を与えます。
その波にのれば、
信じられないようなことができます。

ここでいう目標は、
自分自身のことでなく、
他者の人生をどう豊かにできるかの
視点で作ると、より力が与えられます。

エックハルト・トールの
『ニュー・アース』を
初めて読んだのは7,8年前ですが、
当時はよく意味が分かりませんでした。
しかし、
読み直すごとに理解や共感できる個所が
増えてきました。

無理に読む必要は全くありません。
今回の話にピンと来た方は
ぜひお読みください。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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