自律神経と「言い方」の関係

習慣・健康

よく、自律神経が乱れて体調が悪い
という言葉を聞きますが、
そもそも自律神経とは何か、
いまいちわかりませんでした。

本屋で見かけた
『自律神経を整える
人生で一番役に立つ言い方』
小林弘幸著
は、自律神経の専門医が
自律神経と「言い方」との
関係を明らかにしていて
興味深かったです。

そもそも自律神経は、
体をつくる約37兆個の
細胞に酸素と栄養を送り届ける
血流をコントロールしている
ものだそうです。

血管はすべてつなぐと
地球を2周半する長さ!!
だそうですが、自律神経は
その血管すべてに沿って
走っています。

例えば、
ネガティブな言葉を受けたり、
自分が発したりすると、
血管が収縮し、
血流が悪化します。
これにより、自律神経の
バランスが崩れます。

交感神経は、
血圧をあげて興奮状態をつくり、
副交感神経は、
血圧を下げてリラックス状態を作ります。
両者がバランスを取れている状態が
理想です。

小林氏の研究チームによると、
自律神経の数値には、
我々の抱く感情が、大きく左右する
ことがわかったそうです。
つまり、何かを知覚するだけでなく、
それによってネガティブな感情を抱くと、
血流が悪くなり、病気や体の不調に
つながります。

人に何かを言うというときに
「言い方」に気を遣いましょうという
当たり前にも思えることは、
医学的見地から見ても
相手の自律神経に影響を与えるから
大切なことだと言えます。

小林氏は、テレビなどで発言する前に
意識する8つのことをあげています。

1.体調

2.予期せぬ出来事

3.環境

4.自信

5.天気

6.相手の様子

7.時間

8.感情

これらの8つの要因を箱の角に
当てはめて、箱の中心に
自分がいる様子をイメージします。

そして、自律神経がこれらから
どんな影響を受けているかを
意識したうえで、発言すると
偏りが少なくなるということです。

よく、政治家などが
信じられない失言をすることが
ありますが、彼らもこれを知ったら
失言が減るかもしれませんね(笑)

あなたはどうお感じになりましたか。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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