あなたは丸亀製麺に
いきますか?
私はそばよりもうどん派で、
昔はよく行っていました。
糖質が多いので、減量してからは
我慢していますが(笑)
いつも人が並んでいて
繁盛しているなと思っていました。
ところが、
USJを立て直したことで有名な
マーケター森岡氏が作った
コンサル集団「刀」が、最近
丸亀製麺を立て直したと知って
驚きました。
丸亀製麺は、
全国で820店舗あるそうで
セントラルキッチンを使わず、
すべての店舗に製麺機をおき
国産小麦粉から手作りしていて
いるとのこと。
これって大手チェーンの
手法からして非常識であり
私は知りませんでした。
ところが近年、16か月連続で
既存店客数が前年割れを
起こしていたため、改革に
着手したそうです。
普通のコンサルがやる場合、
セントラルキッチンにして
原価を下げる手法に走る
可能性もあったでしょう。
でも、さすが森岡氏です。
丸亀製麺の本質的価値は、
『手作りのうどんの美味しさ』にあり、
その価値を棄損させる方法は
とりませんでした。
その価値を強固にする方法として
例えば、新規顧客にその魅力を
アピールするために、CMを
刷新しています。
新しいCMを見ると、
「すべての店で粉から作る」
「ここのうどんは生きている」
といった、価値を訴求しています。
そこにこだわっていたのに、
それがお客さんに十分に伝わって
いなかったということですね。
施策を始めて4か月で、
対前年比105%まで回復したそうです。
こういう事例はマーケティングの力を
感じさせるものですね。
次の2つがポイントです。
1. あなたの事業の本質的価値を
明らかにすること
他社の例だと、USJは「興奮」
ディズニーは「幸せ」
だったりします。
あなたの事業の独自性や価値が
どこにありますか?
2. その本質的価値を欲している人に
知らせること
価値をいくら追求していても
それを必要としている人に
届かなければ意味がありません。
誰が、どんな理由で、その価値を
欲しているかを研究する必要があります。
マーケティングの力を
うまく利用しながら事業を
成長させたいですね。
近々、久しぶりに
丸亀製麺に食べにいこうかな(笑)
最後までお読みいただき
ありがとうございます。