金融機関との付き合い方

お金・財務

先日
飲食業の経営者と
お話したときに

「無借金経営」と

「借りられるときに
たくさん借りる」のと

どちらがいいのか?
という質問をされました。

なかなか難しい問題です。

自己資金が十分にあって
その範囲内で投資が収まる
のであれば無借金でも
いいとは思います。

そうでなければ、
経営環境の変化が激しい中で、
ある程度の余裕資金は
必要だと思いますし、
投資のチャンスが来たときに
対応できるような資金も
必要だと思います。

ですので、私は、
「借りられるときに
借りた方がいいが、
バランスを見ながら借りる」
のが良いと答えました。

私は、
金融機関とタフな交渉をして、
借入金を大幅カットしてもらう
ようなことも経験してきました。

その中で感じたのは、
金融機関は、あなたが
「調子がいいとき」は金を貸すが、
「調子が悪いとき」は金を貸さない
という当たり前のことです。

企業の成長のために
長い目でみてくれる金融機関は減り、
短期的な視点、かつ、官僚的な組織
で運営され、ビジネス的な側面が
強くなっていると感じます。
(彼らも生き残りで大変なのです)

ですので、リーズナブルな利率で
借りられるのであれば、
1.業績変動時の余裕資金として

2.成長のための投資資金として

などで借りるのは良いと思います。

特に2の場合、
投資効果によって、利益が上がり、
そこから返済できるような投資計画を
何度も吟味することが必要です。

借りられるからといって、
コントロールの範囲を超えた借入を
することは避けなければいけません。

答えとしては面白くないですが、
バランスが大事なのだと思います。

あなたの会社は金融機関と
どのようにお付き合いしていますか。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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