自然のサイクルにしたがう

その他

先日、北海道の知床半島に
遊びに行きました。

海を泳いで流氷に乗ったり
(特別なスーツを着るので
浮くし、寒くないんです)

5,000羽しかいないオオワシを
観察したり、

スノーシューで森の中を
散策しました。

森の中でガイドさんに
聞いた話が印象に残ったので
シェアさせていただきます。

あなたは、ミズナラという樹を
ご存じでしょうか?

私は良く知らなかったのですが、
「ドングリの実をつける樹」と
聞くとわかりますよね。

このミズナラは、森の生態系を
つかさどる重要な役目を
果たしているそうです。

どんぐりの実は
森にすむ動物たちの
重要な食料です。

リスや鼠、鳥などの小動物は
もちろんのこと
大きな熊もこれを好みます。

さて、どの動物も
毎年ミズナラが
たくさん実を作ってくれることを
望んでいます。

しかし、そうはいきません。
ミズナラにとっては、
たくさん実をならしすぎると、
動物たちが増えすぎて、
自分の実が食べられてしまうため、
都合が悪いのです。

ミズナラにとっては、
ドングリの実は、
自分の子孫を増やす手段なので、
一部が食べられずに
残ることが必要です。

そこで、全体として豊作、不作の年が
必ず交互になっているそうです。

さらに驚くのは、
私が訪れた森では、
ほとんどのミズナラが
示し合わせたように
実をつけなかった年が
11年前にあったそうです。

それも十数年に一度必ず
訪れるとのことですが、
森によっても周期は違うとのこと。

11年前のその年は、
多くの動物たちが
死んでしまいました。
しかし、そのことで
植物や昆虫などが再生し、
森が豊かになります。

動物たちもそれによって
また増えていく。

ミズナラは、
森の命のサイクルを
創り出しているのです。

我々は、人工的に自然を
コントロールするようには
なりましたが、
完全にはコントロールできません。

春夏秋冬、月の満ち欠けもそうですし、
我々を構成している細胞は、
自然のサイクルから完全に
抜け出せないでしょう。

人間の経済活動にも
景気のサイクルがあります。

こう考えていくと、
私たちの人生にも
サイクルがあっても
不思議ではありません。

このサイクルの
考え方はいろいろあります。
(12年や18年で1周するなど)

これだという考え方には
まだ至っていないですが、
本能が一番わかっているかも
しれません。

ご自身が今、
頑張るサイクルなのか、
休むサイクルなのかを
考えて行動すると
うまくいくかもしれませんね。

そんなことを学んだ旅でした。

あなたはどうお感じに
なりましたか?

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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