血のつながりと魂のつながり

その他

血のつながりをもとにする
親子や家族関係は、
強い結びつきを生む一方で、
葛藤の原因にもなります。

私自身、二人の息子の父親であり、
親としての在り方をよく考えます。

お子さんがいらっしゃらない方でも
兄弟や親との関係について
考えることがあると思います。

血がつながっていれば、
まぁDNAが共通しているためなのか、
容姿や性格で似る面があります。

それがなおさら、
自分と子供たちは共同体であり、
子供たちは自分と同じ類の人間だと
勘違いしたりする原因にも
なっているのではないかと思います。

私も、子供たちに、
自分の価値観を押し付けたり、
思い通りにしようとして叱ったり、
怒ったりすることがありました。

でも、それは本当に正しいこと
なのか考えていました。

血のつながりというのは
生物学的なものであって、
中身は全く別の性質をもった人間だと
考えることもできますよね。

仮に、
人間を肉体と魂とに分けるとすれば、
血のつながりは肉体の面であって、
魂のつながりは分けて考えられます。

そうすると
親子でも何かしっくりいかないと
いうこともある得るし、
親子で違う成長の道を
進んでも良いことになります。

相手を無理に自分の枠にあてはめずに、
その違いを認めることが必要なのでは
ないかと思うのです。

一方で、
血のつながりがないのに、
とてもしっくりするし、
一緒にいて心が安らいだり、
精神的な学びができる相手が
あなたにもいるかもしれません。

それはおそらくは
魂のつながりがあるといえます。
魂では家族ということですね。

つまり魂の成長をしていくには、
必ずしも血のつながりは必要ではなく、
魂の家族がいればできる
ということです。

そんなことを考えていたらある覚者が
こんなことを言っていました。

「家族の絆は血ではない。
一個の家族が
一つ屋根の下で成長し合うことは
ほとんどない。」

ここで言っている家族とか成長は、
魂についてのものです。

あなたが
血のつながりの家族の中にいようと
そこから飛び出そうとも、
あなた自身の道を進むことで
魂の家族を見つけ成長する過程が
人生だと言えるのではないでしょうか。

もちろん、血と魂の両方のつながりを
持つこともあるかもしれません。

こう考えると、
自分の思い通りにコントロールする、
されるという関係を手放せると
思うのですが、いかがでしょうか。

考えるきっかけになれば嬉しいです。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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