ポジティブ思考の罠

マインド

心の在り方や考え方(想念)には、
ポジティブとネガティブとが
ありますよね。

よく「ポジティブシンキング」
とかいって、無理やりに
「絶対に○○できる!」とか
「必ず、○○になる!」とか
言い聞かせた経験は
あなたにもあると思います。

でも、あまりうまくいかないことも
多いのではないでしょうか。

科学研究者でコンサルタントの
田坂広志氏が書いた
『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』
の中で

「心の世界は、電気の世界と同様、
プラスとマイナスが同時に発生する」
つまり「双極的な性質」を持っていると
おっしゃられていて
なるほどと思いました。

強烈なポジティブの対極には、
強烈なネガティブがあるという
ことですね。

これが単純なポジティブ思考が
うまくいかない理由です。

そもそもなぜ、
このような対局が
作り出されるのでしょうか?

それは、
足りないという欠乏が強ければ強いほど、
それを満たそうとするとエネルギーが
生み出されるからです。

では、
すべてありのままを受け取ることが
できる人がいたらどうでしょうか。

彼には、ポジティブを作りだす必要がない。
対極の状態がないからです。

面白くないですか?
でも、
その状態で、情熱を注げるものを
楽しめたら素晴らしいと思いませんか?

無邪気な子供を見てください。
善と悪、美と醜、成功と失敗といった
「分別」なく楽しんでいます。

彼は、
「ネガティブな想念を消す方法」を
紹介されています。

一部を抜粋させていただくと、

・自然の中に身を浸す

・ネガティブな言葉を使わない

・心の中で「感謝」の言葉を述べ、
一人一人と「和解」していく

・過去の人生における
ネガティブな体験を陽転させる
(つまり見方を変えるということ)

などです。

個人的には、
ネガティブな想念は「消す」というより
「同化」といった方がよいと思います。

この本は、
昨年10月に発行されて、なんと
累計10万部以上売れているそうです。

何が起きるかわからない情勢の中
「運を良くしたい!!」
と思っている人が
多いということでしょうか。

私は、そもそも「運を良くしたい」と
思わないほうがよいと思っています。
その裏には、「自分は運が悪い」という
対局があるからです。

「自分は運が良い」と思って
感謝できたらよいですよね。

人生には、
ポジティブやネガティブな
出来事が起きます。
(一般的に分ければですが)

ポジティブばかりの
完璧な人生はないですし、
あるとしたら3日で飽きるはずです。

あなたには
あなた独自の人生シナリオがあり、
両方を当然に含んでいるからこそ
学ぶこともできるし、
楽しむこともできる。

そのように考えてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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