あなたはどんな基準で
モノを買いますか?
妻と買い物をすると、
彼女の購買基準は、
それが「かわいいか?」
どうかです。
私には、何がかわいくて
何がかわいくないのか
いまだにわかりません(笑)
私の購買基準は、
見た目も大事ですが、
中身(スペック)を
一番重視します。
例えば、車などは、
馬力とかオプションとか
外から見えないところが
気になってしまいます。
男か女かで分けるのは
大雑把すぎますが、
マーケティングの世界では
性別による違いは
重要です。
女性をターゲットとした
セールスコピーライターを
書いてきた
谷本理恵子氏は
女性の購買心理を
「シンデレラ」の世界だと
言っています。
考えてみれば、
少女が好きな「シンデレラ」、
「ラプンツェル」や
「アナと雪の女王」などの話は、
すべて「本来の自分を取り戻す」
というストーリーです。
谷本氏いわく
女性はシンデレラのように
かまどの灰にまみれ掃除しながらも、
「私は、本来はお城にいるべき
人間なのに、何かがおかしい」
と感じつつ暮らしていると。
女性にとっては、
お城での生活は「めざすべきゴール」
ではなく、「本来あるべき姿」です。
だからこそ、
女性には「本来の自分を取り戻す魔法」
として商品やサービスを提示するのが
鉄板の方法だと説きます。
したがって、
詳細に商品の機能を説明しても、
衝動買いはされません。
「本来の自分」を簡単に手間なく
実現してくれる「夢のアイテム」
を探し続けているのです。
「今の姿」は
あくまで「仮の姿」ですから、
過酷すぎる現実を突きつけずに、
問題を「なんとなくイメージさせる」
にとどめる。
こうしてみると、
今まで理解できなかった
女性誌の言葉遣いや
雰囲気などには納得できます。
妻の読む雑誌に
よく広告が載っていたマクラーレンは、
さしずめ“かぼちゃの馬車”
といったところでしょうか(笑)
あなたのメインの顧客が女性でしたら、
彼女たちがよく手に取る雑誌の雰囲気を
研究するのは有効です。
女性誌は年代やライフスタイル、好みで
世界観が細分化されていますので。
今回の話は、傾向にすぎず
例外はもちろんありますが、
性別はどうであれ、
あなたの顧客の現実の見方や感じ方を
よく研究すると、売上があがるヒントが
隠されているはずです。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。