5/14の「 これでカンペキ!持続化給付金申請チェックリスト 」号では、
「持続化給付金」を取り上げました。
(以下「給付金」と略します)
名前が似ていてややこしいのですが、
「持続化補助金」というのがあります。
「持続化補助金」は正式には、
「小規模事業者持続化補助金」といいます。
(以下「補助金」と略します)
「補助金」には従来の一般型に加え、
今回のコロナ対策予算で追加された
<コロナ特別対応型>があり、
今回はそちらをお伝えします。
給付金も補助金も受け取ったら
返済しなくてよいという点では同じです。
給付金は、条件さえ満たしていれば
すべての人に支払われるものです。
一方の補助金は、
申請した人のうち一部の人が
採択されて支払われるという
違いがあります。
では、昨年の採択率
(合格率のようなもの)は
何パーセントだったか
当ててみてください。
2019年(平成30年度第2次補正予算)の
採択数は21,808件で、
これに対する申請数は24,573件でした。
つまり、採択率は約90%。
私は補助金の採択率というと
30%から50%のイメージを
持っていたので驚きました。
ちなみに2018年は約67%でした。
今後の採択予定件数を考慮すると
2020年も2019年と同等以上の採択率になる
と予想するネット上の記事もありました。
この採択率は、
応募すればほぼ通るという
意味ですよね。
該当する方は
応募しない手はありません。
補助金の詳細は、
下記リンクを参照してください。
・商工会議所の管轄地域で事業を営む場合
https://r2.jizokukahojokin.info/corona/
・商工会の管轄地域
http://www.shokokai.or.jp/jizokuka_t/
ここでは、概要を紹介します。
・補助対象者
商業・サービス業の場合、
常時使用する従業員の数が5人以下。
宿泊・製造業その他の場合は、
20人以下の小規模事業者(個人、法人)
・補助の対象になる事業
販路開拓等のための取組であること
(事例)
・新たな販促用チラシの作成、送付
・ネット販売システムの構築
・店舗改装(小売店の陳列レイアウト改良など)
HPの改修なども可能だと思います。
条件として、補助対象経費の6分の1が、
以下のいずれかの要件に合致すること
A:サプライチェーンの毀損への対応
(例)外部からの部品調達が困難に
なったため、内製化するための設備投資
B:非対面型ビジネスモデルへの転換
(例)店舗販売している事業者が、
新たにEC販売に取り組むための投資
C:テレワーク環境の整備
(例)WEB会議システムの導入
最近はやりのZOOMの使用料も
当てはまると思います。
・補助率・補助額
補助率は、補助対象経費の2/3以内
補助上限額は、100万円
つまり、事業費が150万円以上の場合は、
上限の100万円が支給されます。
150万円未満の場合は、
その2/3の金額が支給されます。
・公募期間
第1回は5月15日で終了しました。
第2回は6月5日締切です。
以降「複数回の締切を設ける予定」
とされています。
(注)執筆後に第3回が8月7日、
第4回が10月2日の締切が公表されました。
・注意点
HPのひな型にそって書類を
作成し、日本商工会議所に提出しますが、
その前に、地域の商工会議所や
商工会に確認をしてもらうことが必要です。
費用が該当するかも地域の商工会議所に
相談すれば答えてくれると思います。
時間的に第2回に間に合わなくても、
今後の回のチャンスもあると思います。
コロナにより、従来型の販促活動の
転換を余儀なくされている方も
多いと思います。
どうせ投資が必要なら、
この補助金を使って
少しでも資金を確保しましょう。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。