忠実な兵士の話

マインド

ジェリー・コロンナは、
投資家、事業家のキャリアを
持つコーチです。
ビル・キャンベルも
シリコンバレーで有名な
エグゼクティブコーチですが、
ある人は、
「ビルよりも、より仏教的で、
フットボール色が少ない」
と評しています(笑)

彼の著書である
『Reboot』の中に、
「忠実な兵士」という
興味深い話がありました。

部隊からはぐれてしまった
忠実な兵士が、一丁の古い
ライフルだけを武器に、
無人島でぽつんと
ひとつある岩を守っています。

外の世界とはもう何年も
連絡がとれていません。
ただ独り、世界から切り離され
自分が行くはずだった戦争が
まだ故国で続いていると思い続け、
毎日の務めを行い、
自分のルールに従い続ける。

そこにはこんなルールも
含まれています。
「おとなしくしていろ」
「目立つな」「用心しろ」
「間違えるな」

そのルールはほかのルールと
組み合わさったりしています。
ある人にとっては、
「つねに自分よりも
ほかの人を優先しろ」とか、
別の人にとっては、
「他人の言うことは信用するな」
かもしれません。

でも、
もう戦いは終わっているのです。
危機は去ったのに、
まだ戦時中のルールを頑なに守っている
忠実な戦士を見てあなたはどう思いますか?

この話で
戦争というのは、
あなたの激しかった子供時代を
暗示しています。
そして、
「忠実な兵士」は、
激しかった子供時代の
あなたを守るという役目を
果たしています。

そこは、あなたにとって、
自分の愛や安全な場所であり、
生き残りに欠かせないものでした。

しかし、大人になった
あなたには、忠実な兵士は
もういらないのです。

忠実な兵士に感謝しつつ
さよならを言いましょう。

自分が小さく、目立たず、
頼りなく感じられる
その場所から出て、
強さや能力、勇気を
発揮できる場所に踏み出すとき
あなたは自分を解放する
ことができるでしょう。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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