GoogleやApple、Amazonは、
今やGAFAともいわれ、
ITにより社会的な変革を
もたらしている企業です。
私は、これらの会社は、
天才の集まりのような
印象をもっていました。
ですので、
自由に天才を働かせて
あまりマネージしない
フラットに近い組織なのかな
と思っていました。
実際、グーグルは、
数百人の社員がいた
創業3年目の頃に、
マネージャー職を全廃しています。
これを修正し、
マネージャー職を復活させたのが、
伝説のリーダー、ビル・キャンベル。
アメフトのコーチ出身者で
ありながら、優秀なプロ経営者。
GAFAの創業者たちを
育て上げたコーチでもあります。
彼は
「人がすべて」であり、
部下のしあわせと成功を最優先課題とする
「優れたリーダー」がチームを引っ張り、
全員が「チーム・ファースト」に
なることで最強の組織が作られると
いいます。
人間味がありますよね。
彼がいかに非凡なコーチだったかは、
『1兆ドルコーチ』
エリック・シュミット著
に詳しいですが、
私が印象に残ったのは、
彼のフィードバックでした。
彼は、
いつも100%正直で、
率直だったといいます。
つまり、厳しいことも臆せずに
伝えました。
これってなかなかできないことです。
これだけでは、
もちろん反発されるでしょう。
その根底には、深い思いやりと
気遣いがあったといいます。
また、フィードバックは、
決定的瞬間をとらえて
やっていました。
人事考課のときにする
のでは遅いのです。
批判的なフィードバックは、
相手が安全だと感じているときに、
人目のつかないところで与える
ことにも気を配っていました。
適切なフィードバックは、
相手に力を与えます。
彼はそのことを熟知していました。
GAFAの強さは、
個々人の能力だけでなく
チーム・組織としての強さが
あるからなのだと思いました。
組織を強くしたい経営者や
リーダーはぜひ彼を
参考にしてみてください。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。