ノーベル化学賞と偶然の一致

時事

リチウムイオン電池を発明した
吉野彰氏が先日、
ノーベル化学賞を受賞しましたね。

こうした研究の話を読んでいると、
気になるのが、
「偶然」がいろいろなところで
起きていることです。

リチウム電池の陰極に使われているのは、
ポリアセチレンですが、これは、
2000年にノーベル化学賞を受賞した
白川英樹氏が発見したものです。

アセチレンという有機化学の分子に
触媒をいれるのですが、
研究員が白川氏の支持を間違えて
1000倍高い濃度の触媒をいれたら、
それがたちまち光輝く金属光沢を
もったフィルムになり、
電気も通すようになったという発見でした。

吉野氏の電池は、
これを陰極に使ったところから、
始まりました。

電池を作るには、陽極も必要です。
その陽極には何がいいだろうと考えていた
ある日、
ジョン・グッドイナフと水島公一氏の論文
(コバルト酸リチウムが陽極になりうる)
に出会いました。

これはいけるのでと直感して、
実験をするとピッタリだった。
その過程はいろいろありますが、
短くすると、リチウム電池は、
このようにしてフィールドの違う研究が
偶然に出会うところから作られた
と言えます。

イノベーションを起こすための
実戦的な原理・原則を説いたものに、
『U理論』(C・オットー・シャーマー)
があります。

抽象的な部分も多いので、
ご興味がある方は、
まずは漫画で読むことを
お勧めします。

その中でも、
試行錯誤の質を高めるには、
「シンクロニシティ」つまり「偶然の一致」を
重視するべきといっています。

本当にあるかは別にして、
そういった偶然に意識を向けていると、
ふとした瞬間にアイデアやヒントが
見えてくるかもしれないですよ。

最近あなたのまわりで
不思議な偶然はありましたか?

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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