自己主張をうまくする方法

人間関係・チーム

私が会計事務所の駐在員として
アメリカに赴任していたころの
悩みのひとつに
「自己主張がうまくできない」
ということでした。

言語の問題も大きいのですが、
私は、どちらかというと
事なかれ主義で(笑)
まぁいいかと自分の考えを
納めるタイプでした。

アメリカは多民族国家ですし
個人主義が強い国です。
だからこそお互いが自己主張し
そこで折り合いをつける
ことが普通です。

となると、
「自己主張しない人」
というのは、
「そこにいないのと一緒」
という扱いをされます。
けっこうつらかったです。

「自己主張」というと
何か悪いイメージがあるのも
日本特有なのかもしれません。
自己主張は、自分の考えや感情を
相手に伝えることなので、
決して悪いことでなく、
大事なコミュニケーションの
方法ですよね。

脳科学者の
中野信子氏によると、
コミュニケーションの方法は
1.受身的
2.攻撃的
3.アサーティブ
の3つがあるといいます。

1は、相手の気持ちを優先して、
自己主張できずに我慢してしまう
方法です。

2は、感情を爆発させて
自分の言いたいことをいって
逆切れする方法です。

1も2も経験ありますよね。
特に2はそのときはすっきりする
かもしれませんが、後味が悪く、
相手を想像以上に傷つけている
可能性もあります。

一番良いのは、3の方法です。
これは、相手も自分も大切に扱う方法です。
自分の気持ちを正直に、
その場にふさわしい表現で伝えます。
ポイントは、
“私は”を主語にして伝えることです。

例えば相手からひどいことを
言われたときに、
1だと我慢してしまいます。
2は、逆切れして相手を非難します。
3は、「私は、〇〇と言われて、
○○の気持ちがした。
もう言わないでほしい」
といった伝え方です。

タイミングや言い方も重要だと
思いますが。

子供に対しても、
「なんで○○をしないんだ!!」
なんて、2で叱るよりも、
自分を主語にして率直に気持ちを
伝える3の方がよいときも
あるかもしれないと思いました。

あなたはどの方法で
コミュニケーションしていますか。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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